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作成日:2025/05/20
◆業務改善助成金◆「従業員の負担を減らしたい」そんな想いを応援する制度
「現場の業務が大変そうで、何か手を打ちたい」
「負担を減らしてあげたいけど、設備導入には費用がかかる」
「頑張ってくれているスタッフの時給を上げてあげたい」

そんな想いを持つ事業主の皆さまに、ぜひ知っていただきたい制度があります。
それが「業務改善助成金」です。

◆業務改善助成金とは?

業務改善助成金は、「最低賃金の引上げ」に取り組む中小企業・小規模事業者を支援する国の制度です。

✔️ ポイントは2つ

  • 事業場内で最も低い賃金を一定額以上引き上げること
  • 生産性向上に資する取り組み(設備投資や研修など)を行うこと

この2つを組み合わせたときに、その費用の一部を助成してもらえます。


◆助成対象となる「生産性向上」の取り組み例

厚生労働省の「生産性向上のヒント集」では、さまざまな導入事例が紹介されています。たとえば……

◎飲食業

  • スチームコンベクションオーブンの導入
  • 冷凍粉砕調理器の活用
  • 店内改装や動線見直し
  • セルフオーダーシステムの導入

◎介護事業所

  • 介護記録アプリ(AI活用)の導入
  • 乾燥機能付き洗濯機の導入
  • 書類業務の簡素化とICT化

設備だけでなく、「コンサルティングの導入」や「スタッフ研修の実施」なども対象となる場合があります。


◆申請前に確認したい3つのポイント

業務改善助成金は、「計画して、実施して、支払ってから申請」する流れです。そのため、まずは以下を確認しましょう。

@ 自社の労務管理状況

  • 最低賃金より低い従業員の給与設定になっていないか?
  • 就業規則や賃金台帳など、基本的な整備ができているか?
  • 適切な雇用契約書があるか?

A スケジュール管理

  • 計画、賃金引き上げ、設備導入、支払いの順序が時期に応じて正しく守れるか?
  • 余裕をもったスケジュールを組めるか?

助成金の対象となるのは「計画提出後の取組」のみです。事前着手はNGですのでご注意ください。

B 資金繰りの確保

  • 助成金は「後払い方式」です。
  • 設備導入費や人件費など、一旦は自己負担で支出が必要です。

◆まずはお気軽にご相談ください

「本当に対象になるのか分からない…」
「ウチに合った業務効率化の方法は?」
「計画書の作成に不安がある」

そんな時は、社労士にご相談ください。
労務管理の確認から、助成金申請のサポートまで、貴社の実情に合わせて丁寧にご案内いたします。


業務改善助成金をきっかけに、働きやすさと生産性の両立を実現してみませんか?

小さな一歩が、大きな改善につながるかもしれません。

◆弊所では、提出代行まで含めてサポートしています

業務改善助成金は、「計画の立案」「賃上げの実施」「導入費用の支払い」「証拠書類の整備」など、スケジュール管理と長期的な労務管理が求められます。
このような複雑なプロセスを、弊所では顧問先さまに対して提出代行まで含めてサポートしております。

「今年はタイミングが難しそうだから、来年度早々に取り組みたい」
そんなご相談も歓迎です。
計画段階から一緒に取り組み、貴社のペースに合わせて準備を進めていきます。


◆「従業員の負担を減らしたい」そんな想いを応援します

業務改善助成金は、“助成金があるから導入する”のではなく、
「現場が大変そうだから、何か助けになるものを入れてあげたい」
そんな思いやりから始まる取組みを、国が後押ししてくれる制度です。

たとえば——

  • 調理に時間がかかってスタッフがいつも残業している
  • 介護記録の手書きが負担で、若い職員が辞めてしまいそう
  • 業務量が多くて、もう一人雇うか悩んでいる

そんな時、「設備を導入すれば、解決するかも」と考える経営者さまにとって、この助成金は想いを形にするための一歩を支える制度です。

助成金は、“目的”ではなく、“手段”。
導入する設備や取り組みが、従業員の働きやすさや会社の未来につながっているかどうかを一緒に考えたいと、私たちは思っています。


生産性向上のヒント集